事務所オフィスエントランスホールに絵画展示掲示用の背景壁面を立てる

事務所オフィスビル建物の入口エントランスホールに、大型の絵画を掲示することになりました。

エントランスホールに絵画を展示する

はじめはエントランスホールの既存の自然石貼りの壁面に掲示しようと考えておられました。

ただし、既存の壁は階段の手すりにもなっていて、斜めに切られています。さらに自然石は本磨きのツルツルとした表面仕上げになっていて、照明の当たり方によってはピカピカとキレイです。

この斜めになった線は絵画に刺さるようにも見え、背景となる壁の素材は石だったり階段の奥の壁だったりとチグハグになり、絵画鑑賞に落ち着きを与えません。また、表面仕上げによる光の反射は、絵画に焦点を当てようとする視線に入り込み気を散らせます。

これではせっかくの素晴らしい作品も台無しです。

絵画の展示

美術品を鑑賞する際、鑑賞する人が、美術品の存在のみ感じられる状況になることが理想と考えています。周囲や背景の存在がなくなり、暗黒の空間に自分と美術品があたかも浮いて相対している、それしか見えない状況です。

そこで、絵画にのみ視点も神経も集中できるように、

  • 新たに絵画の背景を挿入する
  • 背景は絵画より大きくして絵画が包まれるようにする
  • 背景は光線が反射しない表面にする
  • 絵画には満遍なく明かりが当たるようにする

を設えて、絵画が浮き出て見えることにしました。

展示の背景を造る

実際の背景壁面を造るにあたり、

  • 壁は床と天井に下地を固定する
  • 壁は絵画を掲示できるように、下地板は木板にする
  • 表面クロスは光沢のない濃い茶色の壁紙を貼る

となりました。

木の下地組み立て

はじめに木の下地が組み立てられました。

既存の床下地と天井下地材に横架材を固定します。その木材を基調として、骨組み材が取り付けられます。

絵画掲示の下地

骨組みの上に、絵画を掲示するための金物が固定できるように、木の板を貼り囲みました。厚みの薄いベニヤ板を貼り合わせて一枚の板にしたものです。

木造建物の床下地や壁下地に利用されるので「構造用合板」と呼ばれたり、コンクリートを流し込む型枠材として利用されるので「コンクリートパネル(呼称:コンパネ)」と呼ばれたりします。

この「コンパネ」は、ネジやクギが抜けずに掛かるので、何かを後にネジで固定したい場合には便利です。

表面壁紙仕上げ

ネジ穴やパネルとパネルの隙間にパテを塗り込んで平滑に出来たら、壁紙を貼り始めます。

壁紙と壁紙が合わさる部分が目立たないように、壁紙の裏に空気が入らないように、壁紙にシワが寄らないように貼られていきます。

壁掛け金物

最後、壁掛け金物を取り付けて、背景壁面は完成しました。

展示の照明

当初は、絵画用の照明は充分にあると判断されていましたが、実際に絵画を掛けると、明かりが足りないと判断されました。

そこで、天井面に埋め込み型で器具が首を自由に振るタイプの照明器具を追加で取り付けして、絵画に明かりが当てられて、絵画がよく見えるようにされました。

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