大学キャンパス施設の隣接大小建物の外装外壁磁器質タイル統一デザイン

東京世田谷の大学キャンパスで元々 体育館と屋内プールが合わさり建っていた建物を建て替えて、教室棟とスポーツ棟を建てる計画になりました。こちらの計画を「古橋建築事務所」様が設計・監理され、意匠部分の設計・監理を担当させていただきました。

教室棟は6階建てで、スポーツ棟は地下に屋内プール地上に体育館の建物です。

6階建ての教室棟と2階建ての体育館の外装材アイテム

この大小とも言える大きさの2つの建物の外装材料については、

  • 磁気質タイル(緑と白)
  • アルミパネル(薄い灰色)
  • アルミサッシ窓(アルミ色)

の共通アイテムで構成することになりました。

異なる2つの建物を一対のデザインにする

大きさも用途も全く異なる建物が隣接して同時に建設されます。上記の共通の外装材を定めて、形は違えども2つの建物が一対のデザインになる様に設計されました。

磁器質タイル

外壁の押出し成形セメント板の上に貼られた磁器質タイルは、目地を含めると5センチ角のタイルです。光沢の無いザラザラとした表面で、濃い緑色と白色の2色のタイルで貼り分けられました。

敷地キャンパスに入る門から奥に向かって続く壁に濃い緑色のタイルが貼られ、緑色のタイル壁に取り付く体育館の外壁には白色のタイルが貼られました。

教室棟の外壁はスポーツ棟の緑色の外壁と直交する面に緑色のタイルが貼られて、立体的な構成を形作っています。

アルミパネル

緑色と白色のタイルに加えて、外壁材、軒裏天井材としてアルミパネルが貼られました。

アルミパネルは、

  • 大きな寸法のパネルになれる
  • 表面塗装を自由に指定できる
  • 重量が軽量のために貼り付け下地材も軽量で良い
  • 耐候性が高い
  • 不燃材である

という理由から多用されてます。

アルミサッシ

外壁開口部の窓は、アルミ製のサッシ枠組みが取り付けられました。水密性、気密性、断熱性、耐火性、軽量性に優れています。

ガラスは複層ガラスがはめられていて、断熱性能や防音性能が向上しています。

防火設備になる部分は網入りガラスが一般的でしたが、最近では網無しガラス=耐熱強化ガラスが普及しています。ガラスにフィルムを貼った場合の網入りガラスのヒビ割れの心配が無くなりました。

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