大学キャンパス体育館施設の平坦金属屋根庇先端雨樋の形状デザイン収まり

屋内プールと体育館を上下に重ねて、屋内プールを地下に埋めて、地上に体育館を重ねた配置の昭和女子大学の「西体育館」の建替え計画を古橋建築事務所様が設計監理を行い、北島建築設計事務所は意匠の設計監理を担当させていただきました。

屋根

「西体育館」の地上体育館の屋根は大きな面積になるので、高さを抑えて見た目にも小さくすることになりました。

大きな空間の屋根形状は、色々な形状が選択できます。

  • 片流れ勾配
  • 切妻型勾配屋根
  • 寄棟型勾配屋根
  • 平坦屋根
  • ボールト型(円弧型)屋根

平坦屋根

隣接して建てられる教室棟は地上6階建てです。スポーツ棟の高さと比較すると約3倍の高さです。

スポーツ棟の建物の長大さを抑えることと、教室棟からの眺望の確保を目的として、スポーツ棟の屋根は平坦な屋根が選ばれました。

屋根の材料

平坦な屋根を雨が漏らない防水を施す場合、

  • アスファルト防水
  • シート防水
  • 塗布防水
  • 金属板防水

が選べられます。

ただし、アスファルト防水、シート防水、塗布防水は、その下地が伸縮しないもの=コンクリート床 が必要になります。

スポーツ棟は鉄骨造で、屋根の下地は鉄骨骨組みの上に薄い板を敷き詰めて、コンクリート床に比べて軽量化が求められるため、その防水材は金属板防水になりました。

金属板防水の屋根には、

  • 亜鉛メッキ鉄板(ガルバリウム鉄板)
  • ステンレス板
  • 銅板
  • チタン板

などがあります。どちらも薄い板で、軽量な屋根として用いられています。

ステンレス防水

スポーツ棟の屋根は、広い面積の施工の確実性と永い耐久性を考慮してステンレス防水屋根が選ばれました。

最小限の勾配が掛けられた鉄骨骨組みの上に、下地成形板が敷かれ、さらに防水シートが敷かれて、その上にステンレス製板が貼り詰められます。ステンレス製板は短冊状に長くした長辺と隣り合う板の長辺を合わせて折り曲げて、広大な防水屋根面を形成します。

幅45センチのステンレスの長尺の板が並べられ、材料の端部を空に向かって折り上げて、隣りの折り上げた端部を合わせて溶接されます。

さらにステンレス板防水を長寿命にするために、表面に焼付け塗装を施しました。濃灰色の屋根面になりました。

体育館金属ステンレス防水屋根

長大な軒庇

体育館の上に1枚の板を載せたような屋根になりました。

板状の屋根は、向かいの教室棟の建物との間に出来る広いスペースにまで伸びて、その外部空間を覆います。こちらのキャンパスに来た皆さんを包み込むような外部空間になれました。

雨樋雨水排水

屋根面に降り落ちた雨水は、平らに近い屋根の水勾配(1/50)に流れて、屋根の周囲先端の雨樋に落ちます。雨樋に落ちた雨水は、竪樋に落ちて地面に設置された雨水桝に流れます。

竪樋の大きさと必要本数は、屋根面積から算定されます。想定雨量を処理できる竪樋を、余裕を持たせて必要以上に配置しました。

竪樋は、「タニタハウジング」製の直径100ミリの金属管で、つなぎ目が目立たない製品が選ばれて取り付けられました。

屋根の先端のデザイン

直方体の体育館にフタを被せる様な平らな屋根が載せられた形になりました。

平坦な屋根は、東 西 北側の3方向は、85センチ建物外壁面から突き出す形で、エントランスのある南側は深く突き出た屋根による豊かな軒下空間を形成しています。

屋根の先端には、屋根の周囲先端に流れた雨水を受ける雨樋が組み込まれています。

屋根が軽快に載せられているように見せるために、屋根先端を軽快・鋭利な形状になる様にしました。

屋根面積が広いために、雨水を受け止める雨樋は、非常に大きな形状寸法になりました。大きな雨樋を組み込みながら、屋根先端を軽快に、鋭利に見せるためには、先端にC型のアルミ押出型材を取り付けました。

この先端金物は隣りの教室棟の軒庇先端金物と同じ形状で、揃えられたものになっています。

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