外壁押出成形セメント板下地磁器質タイル伸縮目地シール

大学生用の地上6階建ての「教室棟」と屋内プールと体育館が合わせ建つ「スポーツ棟」の計画を、東京の設計事務所「古橋建築事務所」様が設計・監理されました。そのうちの「スポーツ棟」の意匠設計・工事監理を担当させていただきました。

5センチ × 5センチのタイルの目地

外壁の仕上げ材は、

  • 5センチ × 5センチの磁器質タイル
  • アルミ大判パネル
  • アルミサッシ

で、構成されています。

5センチ × 5センチの磁器質タイルは、2つの対となる建物の主要な外壁仕上げ材料で、各建物の一番外側に建物の際を切り取るがごとく板壁状に差し込まれた面に濃緑色のタイルが貼られ、建物の構成とキャンパスの動線を導くように立体的な構成に彩られています。

タイルを貼るには背面に下地面が必要で、下地板に接着剤で密着接着されます。

タイルとタイルの間には目地があり、色を調整したモルタルが充填されて雨水がタイルの接着面に入らないようにします。タイルの接着強度を弱くする最大の悪者は雨水です。

押出し成形セメント板の目地

「スポーツ棟」の外壁は、押出し成形セメント板という厚さ6センチの板で覆われていて、その上に磁器質タイルが化粧材として貼られています。今回の外壁には最大幅120センチの大きなセメント板が貼られました。平滑で大きな板面により、「スポーツ棟」地上体育館の大きな壁面に対して、細かく目地が出てきてしまう傾向にある鉄骨造の外壁を、おおらかに見せてくれる下地となりました。

鉄骨造の外壁材としては、他に、

  • ALC板
  • ケイ酸カルシウム板

などがあります。

鉄骨造の外壁面はいずれかの板材で表面もしくは下地を囲う必要があり、その理由は、

  • 外部の温湿度を内部に伝えない
  • 雨水、騒音などを遮る
  • 防火壁の形成

などの役割があります。

鉄骨造の外壁材として貼られた押出し成形セメント板は、地震時などに鉄骨骨組みが揺れるのに合わせるように多少動きます。そこで板と板の間には20ミリの幅の目地=揺れを吸収する場所があり、雨水が内部にな入り込まないように、また揺れに追随できるようにゴム状のシール材が充填されます。

下地伸縮目地とタイル目地

セメント板の表面に接着貼りされるタイルは、セメント板の面の部分ではタイルとタイルの間の目地はモルタルで充填されますが、セメント板とセメント板の目印に合わせるように、タイルの目地も配置します。ここでは、セメント板が揺れるのでその動きに追随できるように、タイルの目地も大きくなって、ゴム状のシール材が充填されます。タイル目地の中で多少太く見える目地がありますがそちらになります。

このゴム状のシール材は、10年を目処に固くなり、柔軟性が無くなってきます。硬くなるとヒビ割れを起こし、くっ付いていた材料から剥離したりして、雨水を中に入れてしまうことがあります。そうならないように目地シールは、慎重に検査を行って時期が来たら打ち替える必要があります。

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