大学キャンパス体育館施設の地下屋内温水プールのカビ防止対策

都内の学校キャンパスに体育館+プール の施設があり、そちらを建て替えて、教室棟(地上6階)とスポーツ棟(地下2階地上2階のプール+体育館)とする計画を古橋建築事務所様が設計監理され、「スポーツ棟」の設計監理 協力をさせていただきました。

屋内プールは、

  • 地下なので、風通しが良くない
  • 年間利用で、乾燥状態がない

ことから、プールにカビが生えないように、仕上げ材料については慎重に選ばれました。さらに材料だけでは無くカビを発生しないような工夫も施されました。

 →関連記事「体育館施設の地下屋内プールの耐水耐湿防錆吸音床壁天井仕上げ材料」

カビの原因

建物内部でカビの発生しやすい場所や状況は、

  • 湿気でジメジメしている
  • 菌が付着しやすい材料がある
  • 空気が動いていない

であると捉えています。

水や湿気を取り除くことを課題として各部に工夫をしました。

カビ対策1ー床に水勾配・排水溝を付けて水を無くす

屋内プールは湿度100%です。気温より温かい水がたっぷりあり、それにフタをしている状態ですから当たり前で、それが一年中続いています。

プールサイドの床や壁は湿気が結露して常に濡れている状態です。このプールサイドの床や壁についている水を常に排水する仕組みにしました。

床の水は、歩行に支障のないレベルで床を斜めにします。この斜めを「水勾配」呼びますが、床を斜めにすることによって水が流れて排水溝に落ちるようにしています。

排水溝はプールサイドの床に床の水勾配の端部に設置してあります。プールから溢れた水や、床の水勾配で流れた水が床に溜まることなく排水溝に落ちるためです。

カビ対策2ー壁に水切りを付けて湿気を落とす

壁の水は、水滴が合わさって大きくなれば自然に落下します。自然に落下する水がなるべく壁を伝わないように「水切り」と言う壁から水を離して落とす金物を取り付けています。水切りは金物は建物の各部に取り付けられるものですが、水を壁から離して排水溝に落とすことがカビを発生させない工夫のひとつです。

カビ対策3ーカビが付かない材料を選ぶ

カビが発生してもそのカビが床や壁に付き難くく、掃除が容易であればカビの発生は見れません。そこで、材料自体にカビが付着し難い材料を選んでいます。

床や壁は磁器質タイルを選び、床は滑らないための多少ざらつきのあるタイルで(ツルツルしている材料は滑りやすい)、壁は光沢のあるツルツルしているタイルが選ばれました。

表面に光沢のあるツルツルしている材料は、表面が平滑で菌や物質が付着し難く、水で流され易いため、清潔を保つことが容易です。

カビ対策4ー換気を行い湿気を取り除く

各部に水や湿気を溜めないために、細工をしたり素材を吟味していますが、さらに大事なのは、空気を動かして水や湿気を乾かすことです。空気が動かなければ湿気や水気も滞留しカビが発生・増殖する環境にしていまいます。

そこで換気をして常に空気を動かして水気や湿気を除去することにしています。

ダクト吹き出し口を並べて、空気を吹き出して動かし、プール内の空気を循環させています。

1つだけの作用では中々対応が難しい難敵ですが、様々な工夫を集めて成立する様にしています。

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