学校キャンパス体育施設の地下屋内温水プール大空間照明設計計画

東京の大学校キャンパス内の体育館+プール で、建物を建替えて、新たに地上6階の「教室棟」と地下2階地上2階の「スポーツ棟」(プール+体育館)を計画する設計・監理を「古橋建築事務所」様がされて、「スポーツ棟」の設計・監理の担当協力をさせていただきました。

地下屋内プールの空間の形

地下に位置する屋内プールは直方体の室内形状です。

天井高さは約6.7メートルですが、天井から高さ約1.5メートルの梁が突き下がっていて、天井面に照明器具を設置すると、背の高い梁に照明を割かれてしまう懸念がありました。

照明器具の位置

当初は梁の下端先端に照明器具を設置することを検討しましたが、「プール内で使用して性能を保証出来る器具」は種類が限られていて、設置が困難となりました。

検討の結果、プールの直方体の室内を均一な照度空間にするために、壁面に照明器具を設置することになりました。

照明器具

屋内プールの中で使用しても湿気や塩素の影響を受けないように作られた照明器具は数少なく、数種類しかありませんでした。

これらの器具の共通点は、壁面や天井面に直に取り付ける方式で、器具を壁内や天井内に納めることなく露出させるモノでした。

そこで、ステンレス製の箱体を作りこれを壁面に付けて凹まして、この箱体に照明器具を設置して、照明器具の照度性能は確保しながら壁面内に納め、箱体に付着した湿気や水滴は壁に垂らさずに水切りして床に落とす方式にしました。

天窓トップライト

照明器具の他に、地下屋内の日射も取り込むために天窓トップライトも設けられました。日中は非常に明るくなり、照明器具が要らないくらいに照度が確保できました。

地下屋内プール天窓トップライト

天窓トップライトと照明器具器具により、地下屋内とは思えない自然な明るさの屋内プールになれました。

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