大学校スポーツ体育館施設の防球ネット

東京の大学校内に屋内温水プールとスポーツ体育館が建っていました。校内の施設計画によって既存のプール+体育館の施設を建替えて、教室棟(地上6階)とプール+体育館(地下2階地上2階)にする設計監理を古橋建築事務所様が行いました。地下プール+地上体育館 棟の設計監理を担当させていただきました。

体育館のボール

同じキャンパス内にある体育館を観察したところ、思いも寄らない高さの場所にボールは投げられて届き、天井や壁に当たったり、さらには玉除けの格子の中までに入り込んだりしていて、戻って来れないようになっていました。

「まさかこんな高さまでボールは飛んで来ないだろう」という楽観的想定はやめて、ボールが何かに挟まったり、天井や壁の中に入り込んでしまわないことを前提として設計しました。

球が戻って来るように

まず球が掛かってしまう凹凸や部位を可能な限り無くしました。格子やネットも不必要に設けないことにしました。

ハイサイド窓の防球ネット

体育館の彩光は、壁の上部の天井際に窓が巡らされました。ガラス面は外壁面に設置されたため、柱やブレース構造が包まれる壁の厚さ分、窓の部分は内側からは減っ込みます。これはそのままにしていると球が入り戻って来なくなるため、内部の壁面と同じ位置にネットを巡らせて、窓口台の減っ込みに球が入らない様にしました。

彩光を良く通し、球が入らないようにするためとして、格子なども検討されましたが、バドミントンの羽も対象になり、目の細かいネットが選ばれました。

細かく細いネットが取り付けられているために、枠のみが見えて、ネット自体の膜のような存在は見えなくなるほど透過しています。

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