大学キャンパス体育館プール施設建物の保健所検査

地上に体育館、地下に屋内プールを上下に重ねた昭和女子大学様の「スポーツ棟」の建替え計画は、東京の設計事務所「古橋建築事務所」様が設計監理を行って、北島建築設計事務所は意匠設計+工事監理を担当させていただきました。

プールの構造

地下にあるプールは、一般の方々には開放しない学校内の生徒さん達のみが使用する施設です。そこで、

  • プールの水質維持をするための衛生器具設備
  • プール利用時の水温などの状態表示
  • プールの水の循環装置の安全性
  • プールの水の消毒方式

について保健所の基準に適合させる必要がありました。

これに対して一般の方々に開放するプール(不特定多数の方々が利用出来るプール)は、施設構造から消毒基準まで詳細な規定があります。

衛生設備

プールには、プールの水以外にいくつかの衛生設備の設置が求められます。それは

  • 外部からのゴミやチリを除去する
  • プールの水の消毒水を洗い流す

という役目があります。

シャワー

更衣室からプール場に入場する際に、強制的に全身にシャワーが浴びれるようにして、身体についたゴミやチリを洗い流すことが求められています。ゴミやチリをプールに入れないようにして、プール内の清潔を維持出来るようにします。

実際はプールに入場する際にシャワーが門状になっていて、近づくとセンサーに反応して上部からシャワー水が降り注がれます。正にシャワーの滝を通過するような状況です。これを通過しないとプールに入れません。

逆にプールから退場する際にもこのシャワー水を浴びることになります。これは薬品の入ったプール水を洗い流す役割があります。

(不特定多数の方々が利用出来るプールでは、足洗いや下半身洗いの設備が求められるときがあります)

洗眼器

プールから退場する前に、眼の中に入ってしまった異物や消毒水を洗い出すために、洗眼専用の水栓が求められます。

こちらのプールでは、幼稚園児から大学生までが利用するので、洗眼器の高さを変えて設置されました。

プールの状態表示

プールに入る(飛び込む)際に、プールの状態(水深や水温)が分かるように、その数値を表示するよう求められるときがあります。

水深表示と水温表示

プールの周囲の壁面に、水深と水温を表示しました。

水深はプールの底床が使用する学生の身長に合わせて調節できるように電動で上下できるので、水深が表示されます。

こちらのプールは屋内プールで、プールの水の温度は機械設備で調節ができる所謂温水プールなので、水温が表示されて適温が維持できるようにしました。

安全な循環装置

以前、学校のプールで学生がプール内のろ過水の排水口(吐水口)に挟まってお亡くなりになってしまった事故がありました。

2度と同じことを繰り返さないために、プールのろ過循環水設備には安全装置を取り付けることになっています。

排水口の安全装置

プールの水は常に大量にろ過器に移されて、ゴミチリを除去し、消毒がなされています。プールの中に入り、排水口(吐水口)=プールの水をろ過器に送る管の始まり口 に近づくと、大人でも身体の一部が吸い取られる感覚になるくらいの勢いで水が流れます。

そこで、排水(吐水)の流れの力を弱めるために、排水口(吐水口)の数を多くして、水の勢いを弱めることが求められています。

さらに排水口(吐水口)には、二重にバリケードが設置されて、排水口(吐水口)に身体の一部が吸い込まれたり、排水口(吐水口)に吸い寄せられて身体が水深深く固定されないようにしています。

水質検査

保健所の担当官が現地検査の際に行う検査の多くは「如何にプールを清潔に保てられるか?」という課題ですので、消毒設備の確認も行いますが、プール水質管理のための検査は詳細に行われます。

ろ過

プールの水は新しい水を充填するわけではなく、常に水を循環させてろ過器を通してゴミやチリを除去します。

その機器はプールとは別の部屋に設置されて稼働します。

担当官はその機器をくまなく確認し、消毒がどちらの機器メーターを目視確認すれば実施できるかを確認されます。

塩素消毒

さらに保健所指導のプール水の消毒方法は塩素消毒であり、実際にプールの水の塩素濃度を検査します。

さらに定期的なプール消毒維持の自主検査報告が求められています。

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