皮膚科クリニックの自動車道路騒音の遮音防音壁面

皮フ科クリニックは既存の医院で、横浜市内の駅前に建つ薬局+診療所の複合ビルへ、移転されました。移転先の内装設計+工事監理を担当させていただきました。

自動車道路の騒音

複合ビルは環状線沿いに建っています。環状線道路は全4車線で、ほぼ高速道路の様に信号がなく、沢山の自動車が常に往来しています。

医師先生は環状線道路の自動車の往来の騒音に診療が影響されることを危惧されました。そこで内装工事で何らかの騒音対策を行なって、室内の音響状態を環状線道路の自動車の往来の影響を受けない様にしたいご希望をいただきました。

騒音対策

複合ビルは道路に対してほぼ平行に建っています。建物は鉄骨造で外壁はALC版が貼られています。

そこで自動車の往来の騒音をまともに受ける外壁面が音・振動の影響を受けると捉えて、道路に面する外壁の内側に、室内の内装に大きく影響が無い範囲で騒音対策を仕込む方針としました。

元々外壁の内側には断熱材としてグラスウール断熱材が施されていました。

その外壁側の内部壁に触れないように(1センチの隙間を作って)内壁板を貼るための下地柱棒を立てて、その間にもう一度吸音性能を持たせるためのグラスウール吸音材を充填して、内部側の壁板でふさぎました。

下地柱棒を外壁面と接しないのは、外壁面の振動(音)をそこで終わらせるためです。充填したグラスウール吸音材は外壁面から漏れ伝わる振動を柔らかさで少しでもなくすためです。さらに内側の板を二重に貼ったのは、それでも伝わる振動をなくすためで、壁を重たくして振動させないためです。

完成後には自動車道路からの騒音は感知出来ないほど静かな環境になることが出来ました。

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