建物室内の換気扇給排気設備と空調エアコンの違い役割機能

建物内に取り付けられる、換気設備と空調エアコンは同じものではありません。全く別物の設備です(大規模な建物では合わされた仕組みもあります)。

2020年、2021年と新型コロナウイルスが感染拡大して、感染防止策のひとつに室内空気の充分な換気が提唱されています。

ただし空調エアコンが換気機能を持ち合わせていると勘違いされておられる方に度々お会いしました。その都度ご説明させていただきましたが、是非ご理解頂ければもし今お困りのことが解決出来ればと思い、換気設備と空調エアコンの違いを説明します。

(※本記事では、換気設備や空調エアコンそのものの機能に関わる詳細な内容は記述しておりません。)

換気設備とは

換気設備とは、室内空間の空気を外部空間の空気と入れ換えることです。

建物は屋根や外壁によって、外部の雨や湿気、暑さや寒さを遮って、人々が快適に暮らせるように組み立てられます。

外壁には扉が設けられて出入りが出来て、窓が設けられて日差しを取り込むことが出来ます。その扉や窓を閉めてしまうと、室内の空気はその中だけで閉じ込められてしまいます

室内で何らかの作業や活動をすると、新鮮な空気(外部空気)と入れ替える必要が生じます。

扉も窓も閉めたまま、室内空気と外部空気の入れ替えを行う場合、換気設備が必要になります。もちろん扉や窓を開けて空気を取り替えていただいて何ら問題ありません。

換気は、室内空気を外部に排気して、同時に外部空気を室内に取り込みます。室内空気を外部に出すことだけを行おうとされる方がいますが、同時に外部空気を室内に取り込まなければならないことを忘れがちです。

空調エアコンとは

空調エアコンとは、空調=空気調和設備、エアコン=エアーコンディショナーの略称です。

室内の空気の温度と湿度を快適な温湿度に換える設備です。内部の空気と外部の空気とを入れ換えることはしません。

室内に空調機を置いて、内気を空調機に取り込み機器の中で取り込んだ空気を冷やしたり温めたりします。

空調機の中で空気の温度を換えるための冷温は、外部の室外機で冷温が反転されたモノを空調機に運んで室内の空気の温度を換えます。外部に室外機があるので、室内と外部の空気自体を取り換える様に思われがちですが、空気の取り換えはありません。(取り替えられる設備もありますが、大型になり、住居をはじめとする小規模な建物ではあまり使われません)

換気設備と空調エアコンの違い

  • 換気設備とは:室内の空気を外部の空気と入れ換える設備
  • 空調エアコンとは:室内の空気を快適な温湿度に換える設備

です。

同じ空気を取り扱う設備ですが、機能は全く違います。

よって、「換気能力を高めるためにこのエアコンに取り替えませんか?」という提案は間違いです。

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