防水・排水・除湿

建物は風雨に晒され、雨の日には大変高い湿度の外気に包まれます。建物の屋根や外壁はこの水や湿気を跳ね返し、内部環境を過酷な外部環境の変化から守らねばなりません。水は人の身体を維持するには大変重要な役割を担いますが、一方では物を腐らせ傷ませるものでもあります。水の特性を良く知って除くことで建物の寿命を永くしています。

湿度が高くてカビ臭い−箱根の別荘

一年を通して湿度が高い箱根の別荘では、期間をおいて別荘を訪れると、外気の湿気が内部まで浸透するようで、部屋全体、特に布団や繊維にカビが発生して、その臭いの除去に毎回苦労しているとお悩みを頂きました・・・

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水はけの悪い敷地のゲリラ豪雨排水対策−横浜の2世帯住宅

横浜妙蓮寺の兄弟の2世帯住宅並列住宅の敷地は、周囲がすり鉢状になった環境の一番底になっている部分です・・・

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ゲリラ豪雨や台風大雨洪水の家住まいの雨水防水対策

最近の気象は異常と呼ばれるくらいこれまでの観測平均からすると変わった現象が多く、今までの記録を超える降雨量だったり、降雨の時間が短期間に集中する豪雨だったり、建物や住まいが降雨や浸水に耐えられる限界もこれまでのものでは防ぎ切れないこともある

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排水管ポンプを新設してトイレと手洗設置@精神科医院

トイレや洗面などの水廻り設備は、賃貸ビルの共用部分に用意されている建物で、賃貸占有部分には水周り設備機能(給水管と排水管)はありませんでした。その部分に、トイレや洗面の機能を新たに必要ということになり、水周り機能(給水管と排水管)を追加新設することになりました。

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歯科医院の診察室の床下配管と上げ床

歯科医院では様々な箇所で水を使用されます。トイレ、洗面洗口台、消毒台、診察台ユニット等々です。水を使って洗い、その水を流して排水する配管は、水の自然流水によって流れていくので、配管の最小限の水勾配が必要になります。トイレの排水管は直径75ミリ以上で勾配は1/100 (1メートルにつき1センチ)必要とされていて、他の排水管は直径50ミリ以上で勾配は1/150 (1メートルにつき0.7センチ)必要とされています。

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歯科医院の床下配管設備工事

歯科医院の計画で、診察室の診察台ユニットや背面の手洗い台、トイレや消毒室には水を使い設備機器があります。水を供給し、使用した水を排水することが必要になります。特に診察室の診察台は、周囲に空きスペースがあり、診察台が独立して床の上に置かれた状況で利用されます。

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小児歯科医院の診察台ユニット追加設置床下予備配管

歯科医院の間取りプランの検討が進んで、診察室の広さスペースの寸法が、診察台ユニットは3台配置できることを確かめました。そこで医師先生は、スペースは3台分確保して、そのうち2台を設置して、あと1台は後に設置することに決められました。

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鉄骨造3階建て賃貸アパートバルコニー屋根防水雨漏修理改修

建物完成から20年が経った鉄骨3階建ての1階店舗の賃貸アパートで、部分的な雨漏りがするので、調査して欲しいと建て主大家さんから問い合わせがありました。雨漏りは幸いにも大家さんの部屋に漏っていて、常にではなく風雨の強い日に起きているとのことでした。雨漏りの被害は天井材を汚していて、雨水はしたたり落ちてはいません。

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大学施設の地下室内プール建設工事の地下外壁地中土留め連続擁壁SMW

地面下 約11メートルの深さまで地面を掘るとき、掘って空洞になった部分に掘らずに残された周囲の土が押されて倒れて来ようとします。最終的には地下コンクリートの構造体が周囲の土が押す力=土圧力に耐えられるように造られて均衡を保ちますが、その構造体を現地で造る間は、周囲の土が倒れないように支えておかなければなりません。

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地下プールコンクリート構造躯体土留め仮設擁壁SMW外壁防水止水

地下建築物を計画設計する場合、設計者として 出来れば願うことがいくつかあります。願うこととは、当初の設計条件として出来る限り費用を必要とするような制限規制が、無いことです。それは・・・

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地下コンクリート建築物の地下防水止水と湧水集水排水

設計段階で行われたボーリング地質調査の結果から、建設場所の地下水位は、地上面から深さ3メートル弱の深さにあることがわかりました。建物は地下2階で、地面から約11メートルの深さの建物で、地下水は建物の地下1階の部分に当たります。

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地下コンクリート建築物外壁防水の種類と工法と効果

地表の下は土や岩だけでなく、水も含んでいます。場所によって地表面近くを掘ると直ぐ地下水が湧き出ることもあれば、いくら深く掘っても地下水が湧き出ないこともあります。地下水の深さ位置場所は、地質ボーリング調査でその深さ位置が判明します。今回、設計中に行われた地質ボーリング調査の結果により、地表面から約2〜3m弱の深さに地下水があることが分かりました。

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地下室コンクリート建物構造が地上建物より高額工事費用になる理由

地面を掘って地下に建物を造ろうとする場合、地上に同じモノを造るのと比べて、色々と追加で必要になるものがあります。

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地下RCコンクリート造打継ぎ止水防水は水膨張材か成形材か

地下にプールを造るとき、良好な地下室環境を維持するための課題のひとつが、地下外壁防水の方法です。地下に地下水が全くなければ問題は起こりませんが、建設当時 地中に地下水が無くとも、経年の変化により地下水に建物が囲まれる可能性は無くなりません。よって、地下建物を造るときは、外周壁面で防水対策を行うことが必須となります。

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大学キャンパス体育館施設の地下屋内温水プールのカビ防止対策

屋内プールは、地下なので風通しが良くない、年間利用で、乾燥状態がない、ことから、プールにカビが生えないように、仕上げ材料については慎重に選ばれました。さらに材料だけでは無くカビを発生しないような工夫も施されました。

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大学キャンパス地下屋内温水プール錆びない材料電気照明器具

金属(特に鉄)は、酸化還元反応により鉄表面が電子を失ってイオン化し、鉄表面から脱落して行くことで錆を発生させます。生じたイオンは酸素により鉄酸化物(酸化鉄)、または水により含水酸化物(水酸化鉄やオキシ水酸化鉄)に変化して鉄表面に堆積します。酸素や水があるところに鉄を放置すると、錆を生じさせます。特に塩化物イオン(Cl−)に触れると鉄の錆の進行は増大します。

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大学体育館施設の地下屋内温水プール更衣室の位置と工夫設計

地下に配置された屋内プールには、水着に着替える更衣室が必要です。一定の人数のクラス単位で着替えていただく部屋は、2クラス分確保されて、対になるように配置されました。

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地下水排水対策用外壁二重壁基礎ピット排水釜場ポンプ点検口

地下の屋内プールの計画で、一般的に地下室内部は、地下水が進入して来たり、換気が不十分だったりして、湿った環境になりがちです。計画では、地下水の進入を防水で防ぎ、例え進入してしまっても、目に見えない部分で処理出来るように排水ルートを設けています。

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雨漏り修理防水材アスファルトかFRPかウレタン塗布防水か

世田谷区の木造2階建ての住宅で、台風で風が強い雨の日に雨漏りがあり、その日から風雨の強い日だけ雨漏りがする(風がない雨の日は雨漏りなし)ので、修理して欲しいご相談をいただきました。

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木造屋根バルコニー床雨漏り止水修理防水設計工事

雨漏りがしたのは2019年の台風15号の日で、雨と風が強い日でした。その後は通常の風のない雨の日は雨漏りはせず、風の強い雨の日のみ雨が漏るようになりました。

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台風漏水インナーバルコニートップライト外壁サッシ窓雨漏修繕

木造2階建ての住宅で2回の1部がインナーバルコニー=屋根と外壁がガラス窓になっている物干し場で、2019年の秋に起こった台風15号の風雨で雨漏りが起こりました。雨漏りは雨と風が強い日に起こるようになり、風のない雨の時は雨漏りはありませんでした。

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