大学校キャンパス体育館施設の靴脱ぎ場下駄箱と上下足履き替え

東京新宿区の建築事務所「古橋建築事務所」様が設計・監理をされた「昭和女子大学の体育館と屋内プール」の実施設計と工事監理を協力・担当をさせていただきました。

地上体育館のエントランスホールー靴脱ぎ場ー体育館への導入について工夫をしました。

靴脱ぎ場

体育館へ入るには、靴を脱いで上履きに履き替えてから入館していただきます。

まず、外からエントランスホールに入館された後、はじめに地下の更衣室に移動して体操服等に着替えてから再びエントランスホールに戻ります。下駄箱のある靴脱ぎ場で靴を上履きに履き替えて体育館に入ります。

この靴脱ぎ場は、エントランスホールと体育館の中間領域にあるため、体育館の床材のフローリングを延ばして来て体育館内部の前触れを見せました。

下駄箱

靴脱ぎ場には壁面に造り付けられた下駄箱棚が設置されて、最下部には背の高いブーツも収納出来ることにしています。下駄箱は「メラミン化粧板」と呼ばれる傷付きにくい材料で造られて、汚れにくくなっています。

床の段差無し

エントランスホール・・靴脱ぎ場・・体育館 の床は段差がなくバリアーフリーになっています。体育館に入る扉は、どちらの方向にも開閉する扉にして、自由に往来できる様にしました。

狭く思わせて体育室を広く感じさせる工夫

靴脱ぎ場自体は、体育館の広さをより大きく感じていただくために極力小さく絞り、さらにその効果を増幅させる様に壁天井を黒く仕上げて、体感的には「ギュッ」と絞られた様にしました。草庵茶室の躙口の効果とも言えましょうか?

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