大学キャンパス体育館プール施設の内装仕上材料素材色彩デザイン

まだ建築されて20年経たない屋内プールと体育館の建物が、学校運営の新方針によって建替えられることになりました。そちらの建替えを「古橋建築事務所」様が設計・監理を行った 地下屋内プール+地上体育館の「スポーツ棟」の意匠設計と工事監理を担当をさせていただきました。

部屋の機能と仕上げ材料の印象

地上に体育館、地下に屋内プールのスポーツ棟の内装インテリアデザインでは、流行に左右されない長く愛されることを願って設計デザインされました。

それは奇をてらうことのない、体育館という機能を素直に表現して、屋内プールに必要な機能とイメージ感覚を真正面に表現したことです。

エントランスホール

スポーツ棟の顔であるエントランスホールは左右に長いチューブのような空間です。体育館に直接入る人、体育着に着替えるのために地下の更衣室に向かう人、千佳のプールに向かう人、などなどが必ず入り通る場所です。

こちらは独自の内装と言うよりも、外部と内部の中間的場所と位置づけられてデザインされました。外部空間が内部へ進入し(外部の床タイルがそのまま敷き詰められて)、内部の体育館の雰囲気が壁に滲み出ていて(体育館の壁面の木板が貼られていて)、内外が合わさっている内装になっています。

 →関連記事「大学キャンパス体育館スポーツ施設の内装床壁天井材料」

体育館

体育館は行う体育館で行われる運動や球技はスピードと躍動に溢れています。その運動は可能な限り明るい空間で行っていただきたいと考えました。

床をフローリング、壁を木目調の板材で仕上げ、木は出来る限り明るい木目を選びました。(日本名でカバノキという樹種でフィンランドさんの木材です)

プール

屋内プールではその水と湿気の影響によるカビや菌からの清潔を保つことと、地下であることによる明るさを保つために、素材や色彩が選ばれました。

水と湿気を隣に通さないために、表面の清潔さを保つために、明るい印象を保つために、床と壁の仕上げは白い磁器質タイルが選ばれました。

床は滑り止めでザラザラとした素材、壁は水や湿気を弾くために光沢のある素材になりました。

地下屋内プール天窓トップライト

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