エレベーター会社様を選ぶ工事費用とメンテナンス費用

東京都内の大学校にある「スポーツ棟」(体育館+屋内プール)の計画・設計・監理を「古橋建築事務所」様が担当され、その意匠設計+工事監理を担当・協力をさせていただきました。

エレベーターの設置

地下2階、地上2階のスポーツ棟の建物では、地上階から地下階に上下するためのエレベーターが1基 設けられました。

エレベーターは、様々な要因によって設けられます。

  • バリアーフリー法を始めとする法令適合整備基準
  • 身体の不自由な方でも階段を使わずにスムーズに移動出来るため
  • 利用時の多量の物品の搬出入のため

ただしエレベーターは1度に多数の人数を運ぶことができません。また停電時は利用できず、運営には保守点検の費用が必要であることを前提としておかなければなりません。

今回のスポーツ棟では、エントランスホールに面してエレベーターの出入口が設けられ、地下階では階段ホールに出入口が面するように計画されました。

エレベーター保守点検、法的検査

建築に設けられたエレベーターは、建築基準法で以下のように維持保全と検査報告が義務付けられています。

以下引用

建築基準法 第8条(維持保全)
建築物の所有者又は管理者は、その建築物の建築設備(含む昇降機)を常時適法な状態に維持するように努めなければならない。

建築基準法 第12条3(報告、検査等)
昇降機設備の所有者は、国土交通省令で定めるところにより、定期に、一級建築士若しくは二級建築士又は国土交通大臣が定める資格を有する者の検査を受け、その結果を特定行政庁に報告しなければならない。

とされています。

エレベーターの検査は実質的にはエレベーター製作会社もしくは保守点検会社によって行われています。

エレベーターに必要な費用により製作会社を選ぶ

建築物にエレベーターを設ける場合は、下記のような費用が関わります。規模によって金額は変わりますが、規模による免除は無く利用する限り継続が必要なので、保守検査報告費については予め金額を知っておくことが必要と思います。

  • 建設費+EV設備設置費
  • 運営電気代
  • 保守検査報告費

今回のスポーツ棟の建設では、学校施設全体の施設運営費を抑制しようとしている建主学校様の方針として、複数のEV製作設置会社および保守検査報告会社から設置費用および検査報告費用のお見積りの提出をお願いして比較検討し、依頼する会社様を選定されました。

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