電車の振動と騒音対策―立川ロフト付木造アパート併用住宅

線路沿いの土地に建てる

土地を購入してロフト付アパート併用住宅を建てた立川の敷地は、JR南武線の線路沿いでした。早朝から深夜まで毎日、引き切り無しに電車が往来します。その都度毎に地面を伝って電車の振動が伝わり、会話が出来なくなるくらいの通過音に包まれます。

電車の振動と騒音

電車の往来の振動と騒音から逃れるためには、建物に振動が伝わっても振れないほど建物を重たく固くして、かつ外壁を密閉するしかありません。

その方法は、出来るなら鉄筋コンクリート造(RC造)にして重く固い構造体にして電車の振動を伝えないものが望ましいのですが、今回の予算の関係上木造にするしかありませんでした。

設計中においては建て主様に木造であることの振動や騒音の程度を説明しました。建て主様も予算の都合上、受け入れなければならない状況として納得されて設計は進められました。

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振動と騒音に対する工夫

今回のロフト付アパート併用住宅は、防火地域内に建つために木造でも耐火建築物にする必要がありました。そのため通常の住宅の約3倍近いせっこうボードで木造の柱や梁や壁や床を覆い被せなくてはいけません。その荷重は相当なものになり、鉄筋コンクリート造(RC造)には及ばないものの、近い重さになった様で、お陰で電車の振動が抑制されて、隣りを電車が通る木造建築とは思えない程になりました。

線路に面する窓開口については、極力小さくするか、はめ殺しの型式にして電車走行の騒音が内部に伝わらない様にしたところ、これも建て主様から電車通過音が気にならないとの言葉を頂き、少しでも良好な住環境を維持出来ました。

振動と騒音から逃れる方法

では、そもそも建物を計画するとき、振動と騒音を感じない建物にするためにはどうすれば良いか、原則的な対処方法は以下の通りです。

  • 音源から建物を遠ざける(振動は遠くなると減衰するから)
  • 建物を重たくする(振動や騒音に触れても振動しない鉄筋コンクリート造にする、木造ならば基礎コンクリートを大きくする)
  • 建物基礎と地面の間に振動が伝わらない緩衝材を挿入する
  • 開口部を小さくする
  • 開口部の防音性を高める
  • 建物内に防音室を設ける

上にいくほど建物本体の対処法で、下にいくほど部分的な対処法です。防振、防音の効果を上げるには、その設計から工事に至るまで、振動に対する理解がないと実現できないので注意が必要です。

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