増築する階段デザインを違和感なく馴染ませる

エントランスホールに階段を増築する

神田神保町の賃貸オフィスビルのエントランス吹き抜け空間に、地上から２階へ上がる階段を新たに増築することになりました。その階段デザインについて「既存のエントランスホールの雰囲気に馴染ませて、当初から設けられていた様なデザイン」にするという、ご方針要望を頂きました。

CGパースでデザインを検討する

増築する階段のデザインは、CGコンピューターグラフィックスによるパース（立体着色完成予想図）を使って検討しました。素材や色彩は、本物に限りなく近い表現ができるので、見間違いや勘違いがありません。

既存のエントランスホールを写真撮影した画像データに、新たに増築する部分をはめ込んで、完成後の状況を創ります。

CGパースの便利な点は、同じ形、同じアングルで、素材や色彩を変えて、複数の検討案を作成して比較検討が出来ることです。

階段増築前

検討CGパース

階段増築完成後

既存に馴染ませるデザイン

比較検討の結果、既存のエントランスホールに使われている素材や材料の寸法、材料の並べ方を同じにすることで、今回増築する階段が当初から設けられている様に、既存デザインに馴染んだ違和感のないデザインが選ばれました。

選ばれるには、比較検討した全ての素材サンプルを用意して吟味した上で、決定していただきました。