和風二世帯住宅の木造構造土台骨組み建て方上棟

大型車輌が入れない敷地

横浜の和風二世帯住宅の敷地は丘の頂きにあり、敷地に通じる道路は部分的に幅4メートルに拡幅が完了していなくて、普通乗用車がぎりぎり通れる幅の道路でした。普通乗用車以上の大きさの車輌は敷地に近寄ることが出来ませんでした。

そのために構造木材を運ぶ大型車は敷地近くまで来て、そこから小型車に材料を積み替えて敷地に搬入されました。

土台設置

コンクリート造の基礎が完成し、設計基準の強度に達したことを確認して、はじめの構造木材=土台が敷かれました。コンクリートの強度は、コンクリートが打設されたときに採取された試験体を、別の試験体保管場所で破壊試験を行い、圧縮強度試験を行って測定します。試験体の強度の値で現地のコンクリートの強度を予測します。

上棟建て方

土台が敷かれてコンクリートに差し込まれているアンカー金物と固定されて、周囲に足場が組まれると、地上の木造構造材の組立てが始まります。この作業を「建て方」(たてかた)と呼び、組み上がった状態を「上棟」(じょうとう)と呼びます。建て方作業は多数の大工さんが集められて、短期間(今回は規模が大きいため2日に渡って作業されました)で上棟しました。

建て主様からの御礼とお清め

上棟すると、建て主様から大工さん達に御礼のお言葉があり、建物周囲のお清めをしました。その後、建て主様ご家族と上棟した建物の中でお祝いのお食事を頂きました。

棟札

地鎮祭のときに住職様からいただいた棟札を掲げ、上棟を祝いました。

棟札は屋根が掛かる前に建物の一番上の材料に貼付けられました。引き続く工事の安全と無事の完成、ご家族の繁栄をお祈りしました。

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