和風建築二世帯住宅の和室内装床の間付書院デザイン

床の間のある和室

横浜の外観を純和風数寄屋風の意匠にした二世帯住宅では、応接間となる部屋を床の間のある和室の内装にすることにしました。

外観は格式ある瓦葺の書院造りというよりも、少し崩した数奇屋造りという意匠を好まれたので、格式を崩した床の間のある和室とする方針としました。床の間の設置は、解体した既存の住まいにも立派な床の間があり、ご家族に伝わる毎月掛け替えられる掛軸もあり、実際に毎月取り替えられて御覧になられてきたことからも大事な観賞の場でもありました。

和室内装デザインの工夫

書院造りの格式を崩した数奇屋風にする方針で、各々の部分に工夫を凝らした和風デザインとしました。

(1)既存住宅の床柱を再利用

お施主様のご希望で、既存住宅(昭和初期完成)の床柱を再利用する方針としました。床柱は濃い茶色の黒檀(こくたん)で、解体すると、長押が差し込まれた部分には彫り込みがあり、再利用すると彫り込み部分が見えてしまうことも心配しましたが、床の間の落し掛けの高さを調整することにより、綺麗な姿で再利用することができました。

(2)違い棚を扉付の収納棚に

和室応接間では、お仕事の打合せもすることが多々あるので、書類を収納する場所が必要でした。そこで、床の間の床柱の脇にある違い棚を書棚にすることにしました。棚に書類を並べると煩雑に見えるので、太鼓張りの襖状の扉を設け、収納棚としました。

(3)書院を庭に突き出す

和室応接間の広さに余裕を持たせる意味で、書院を外部庭側に突き出して部屋を拡張しました。同時に床の間の幅も広くすることができ、釣り合いのよい床の間となりました。

書院の床も掘りゴタツのように足が入れられるようにし、正座をすることなく、書院で椅子に座る感覚で作業が出来るようになりました。また、書院の障子は既存住宅の障子が再利用されています。

(4)書院の天井を掛込天井に

応接室を単調なデザインとしないために、数奇屋造り茶室の意匠のひとつの方法である掛込天井(屋根の勾配に合わせた傾斜天井)を書院部分の天井に採用しました。実質的に掛込天井の部分は、天井が高くなり、開放的な空間になっています。

(5)照明器具を天井内に埋め込む

本来の和室デザインが完成した当時、照明はろうそくに近いものしかありませんでした。近代文明により出来た電気照明は、そのまま設置しようとすると、和室のデザイン、雰囲気を壊しかねません。そこで、竿縁天井の中央部の一部に照明器具を埋め込み、表面を和紙のような素材で覆い、照明としました。

(6)エアコンを天井に埋め込む

照明と同じくエアコンも、現代の生活には無くてはならない便利な設備です。

ただし、和風デザインの空間では、照明器具と同じくその存在は、デザイン、雰囲気を壊しかねないアイテムです。そこで、照明器具と同じく、天井裏に設置し、その機器自体の存在を目隠しし、天井表面にはガラリ状の吹き出し口を設け、空調設備エアコンの機能を確立させました。

(7)ふすま上の欄間に既存の欄間を再利用

こちらの和室応接間は、隣のリビングとふすまで仕切られますが、その上部に既存の住宅で利用されていた化粧欄間を再利用しました。

(8)雪見障子の南側

南側には以前からある立派な松のある庭が広がっています。ただ、背景には隣の家々が並ぶので、障子は雪見障子としました。

(9)板敷きの床

この和室応接間は、お客様を迎える部屋として、かつ打合せを主に行う利用が多いので、椅子テーブルを置くことが求められました。また、隣室のリビングとのつながりと一体的利用も鑑みて、床は板敷きフローリングになりました。

(10)椅子テーブルの家具

お客様との打合せが主な利用になりますので、大きめのテーブルと同じ材料で出来た椅子が選ばれました。

以上のような各部のデザインを調和させて、和室の意匠が組み立てられました。

→「お客様の声」が掲載されています

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