改装リフォームで撤去後の柱耐震壁木構造骨組み復旧補強設計工事

以前に行われた内装改装工事

世田谷区成城の歯科医院「山口歯科医院」様の改装リフォーム設計で、既存の建物図面を確認していると、前回の改装リフォームの際、当初建物完成時の時にあった柱などが他に移動されていることが分かりました。

既存内装を撤去してスケルトン状態に

今回の改装リフォームでは、診療器具や設備の更新の関係もあり、内装のほとんどを一度撤去して柱床壁の骨組みだけ残すスケルトン状態にする方針となりました。

内装をスケルトン状態までにすると、

• 耐震補強
• 断熱補修
• 床下配管

の工事が可能になります。

骨組みの復旧

まず目指したのは、当初完成時の構造骨組みに戻すことでした。柱や耐震壁を元に戻しました。それでも診療のスペースを少しでも広く確保するためや、材料と材料の連結を容易にするためにも、柱や筋交いには鉄骨を使用して構造骨組みの復旧を行いました。

耐震補強

当初完成時の構造骨組みの復旧とは別に、内部の柱と柱を構造用合板でつなげて、バランスを観ながら耐震性が向上するように耐震補強を行いました。