ル・コルビュジェのドミノシステムで工場事務所構造骨組みを建てる

ドミノシステム

「ドミノシステム」は、スイス生まれで主にフランスで活動した建築家 ル・コルビュジエ(1887年〜1965年)が提唱した住宅建設の規格化生産方法です。

鉄筋コンクリート造の床(水平スラブ)を支える柱、そして上下階を結ぶ階段という最小限の要素で構成された部材によって、住宅を大量生産するために考案されたシステムです。

ドミノシステムを表現した立体図(1914年)

近代建築の五原則

後にル・コルビュジエは、「住宅は住むための機械である」(著書「建築をめざして」1923年)や「近代建築の五原則」(ピロティ・屋上庭園・自由な平面・自由な立面・連続水平窓)を提唱します。その提言の技術的背景になったものがこの「ドミノシステム」であると考えられます。

ドミノシステムの導入

建物を建てる場合、その構造骨組みをはじめとする部材が規格化されて、品質が確保されて、コストも下がることは理想的です。どんなにオーダーメイドの建物であっても、構造骨組みの組立は最小限の要素で安全を確保されることが命題であり実践されています。

ル・コルビュジェが提唱したドミノシステムは鉄筋コンクリート造ですが、地震国である日本では鉄骨造でこのシステムが多数採用されています。

関東洗機工業様の事務所建物は、鉄筋コンクリート造の床と鉄骨の柱と階段で組み立てられています。上の写真は、鉄骨骨組みが現地で組み立てられた時点の状況です。このあとに鉄筋コンクリート造の床の鉄筋とコンクリートは現地で組み立てられたり打設されますが、鉄骨造の柱や階段は工場で製作され現地に運び込まれて組み立てられました。この方法により、

  • 工期の短縮
  • 構造部材の品質確保
  • コストの抑制

が、実践されています。

骨組みに屋根や外壁、窓サッシや階段が取付けられて完成します。

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