病院医院クリニック診療所建物内装間取り建築設計図相談

相談先によって医院の善し悪しが左右される?

新しく医院クリニック診療所を開院するときは、確かな診療を行うための医院にすることが重要です。最近ではさらに、沢山の患者さんの来院を確かにするために優れた内装デザインの医院クリニックが求められて、さらに工事費料金を抑えることも求められています。

医院クリニックの設計と工事を誰に相談して依頼するかによって、医師先生の診療や医院クリニックの雰囲気、工事費料金が納得のいくものになるかどうかが決まります。

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医院の設計と工事は一括発注した方が良い?

医院クリニックを開院するには沢山の方々が関係します。特に初めてご自身で開院される医師先生にとっては、医院クリニックの建物や内装の設計と工事を一括で相談依頼した方が面倒臭くなく、安く済むと思われるでしょう。しかしその思い込みが、後になって高額な開院費用になったことに気付くことになります。

2回目の開院やリフォームで、医療機器メーカー様が紹介する、設計と工事が一緒になった会社に、建築や内装を依頼する先生が少ないことを見れば、避けた方が良いかもしれません。

 関連解説記事 →「医院クリニック内装は設計施工一括?分離?」

もちろんそれでも大企業への一括発注であれば失敗もなく、クレーム対応も迅速で、安さを売りにしている宣伝にまさかウソはないでしょうから、他の会社との見積り比較など必要ないでしょう・・・。工事金額もご予算に余裕があるなら心配ありませんから、そのまま相談されれば良いと思います。

しかしながら費用料金予算が足りない場合や、一括受注する会社に信頼が置けない場合、明朗会計を求めたい場合はどうすれば良いでしょう?

安くても明朗会計で納得できるクリニックにするには?

医院クリニックの建築および内装の費用を安くして納得出来るクリニックにするには、以下の3つの点で設計事務所を相談窓口にして、工事を医院の場所に近い工務店に依頼した方が、結果的に安く良くなる場合が多いと言われています。

(1) 医師先生の診療方針に基づく医院設計の発想に偏りのない自由な設計
(2) 設計図による複数会社の見積金額比較で工事金額を抑制
(3)工事中の手抜き工事を許さない品質監理は客観的立場だから出来る

(1)医師先生の診療方針に基づく医院設計の発想に偏りのない自由な設計

設計事務所は特定の工務店や材料メーカーとつながりを持たないフリーな立場なので、造り方や材料製品の選定に束縛されることはありません。

はじめに医師先生の診療方針やクリニックの雰囲気に対する好みや要望があって設計の発想が起こります。診療方針やお好みをどのように実現していくかが設計事務所の設計デザインをする際の役割です。造り方や材料製品からの束縛が無いからこそ、偏りのない自由な発想のデザイン設計が可能になります。

この方針は予算が潤沢にある場合でも、少ない場合でも変わることはありません。また設計事務所は工事金額の上下により自分の報酬は左右されないので、自ら工事金額を上げる様な誘導などは致しません。

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(2) 設計図による複数会社の相見積金額比較で工事金額を抑制

医師先生と間取りやデザインを検討した結果、描かれた設計図に基づいて、医院クリニックの周辺地域における真面目で優秀な工務店様を複数選んで、工事金額の見積りを依頼します。

提出していただいた見積金額を比較して、一番安価な金額を提示してくれた工務店様に工事を依頼します。もちろん金額だけでなく実績や評判など様々な要素も加味して比較して、最終的には医師先生に工務店様を選んで頂きます。

これは設計図があって、それに基づいた見積なので比較が可能です。設計図がなくて工事金額の見積を依頼した場合は、設計内容が定まっていないので金額比較が困難です。後にその内容によって工事者との確認不足により問題になってしまうことがあると聞きます。

さらに設計と工務店が一社にまとまった設計施工一括方式である場合は、見積金額比較の競争入札企業努力が出来ずに、工事金額は一括受注する会社の言いなりで割高な工事金額になります。比較する相手もないので、提示された金額が高いのか安いのかも判りません。

設計図による工事金額の見積比較は、医師先生の要望を反映したデザイン設計を維持しながら、一番安い金額の工務店に依頼出来る方法です。

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(3)工事中の手抜き工事を許さない品質監理は客観的立場だから出来る

工事中、設計事務所は工事の内容が設計図通りに作られているかをチェックする監理を行います。設計事務所は工務店から監理業務を依頼される訳でなく、医師先生から依頼されて業務報酬を頂くので、いつでも医師先生の立場に立って工事の客観的な品質監理が出来ます。

この監理者が設計施工一括受注方式の会社から雇われている者の場合、工事の手抜きや間違いを、その者が指摘することは出来ないでしょう。医師先生は工事の泣き寝入りを防ぐためには、設計施工一括受注方式でなく、設計監理と工事を分離して、設計事務所に設計と監理を依頼することをお勧めします。

どのように言葉で説明しても体験されたことのないこの違いを理解出来ることは難しいかも知れません。特に初めて開院する場合は、その手順や必要な役割についてご存じないかもしれないので、お近くにいる機器メーカー様の担当窓口の方の説明が全ての場合が多く、どんなに設計施工一括方式で医師先生の財産が搾取されているかに気付くまでには時間が掛かります。

医院クリニックを2回目もしくはリフォームを行う医師先生方に、一括方式で依頼する方が少ないのはそのためです。その場合は、設計と施工を依頼する者を分けている医師先生にお聞きすることが一番だと思います。

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