子ども小児歯科医院クリニック内装インテリアデザイン設計図

つくば市学園の森で新たに子ども診療専用の「がくえんのもり小児歯科」様を開院した内装設計デザインのご協力をさせていただきました。多くの経験と知識を積まれた今村由紀医師先生の優しいお人柄による、約18坪の規模の診察台2台(将来1台増設予定)の歯科医院です。

歯科診療方針を理解する

まずはじめに医師先生から医院デザインに関わる希望と診療方針をお聞きしました。

  • 子ども達は自由な行動をするので、それを規制するのではなく、見守るようにしたい
  • テナントの規模以上に広く開放的に見えて、窮屈な感じが出ないようにしたい
  • 清潔感が保たれて、温かみのある内装にしたい

というようなご希望を読み取りました。

医師先生の希望を間取りプランに表す

医師先生からはより具体的な間取りプランの図面も提示いただきました。ご希望と合わせて、複数の間取りプランを作成しました。

間取りプランに対して改めてご希望が叶っているかを検討されました。

最終的には、立体的な模型を作成して、

  • 待合室・受付カウンター・診察室・消毒室の動線のスムーズ感
  • 待合室・診察室の広さ感

を判断していただき、間取りプランを定めていただきました。

 →関連記事「小児歯科医院の内装設計を模型でインテリア確認」

天井高さ

医院の内装を行う部分は、

  • 床はコンクリートのまま
  • 壁は石膏ボードまで仕上げなし
  • 天井は石膏ボードまで仕上げなし

の状態でした。

床は下地を組んで床を張ることになりますが、その床の上から天井までは、2.7メートルの高さがありました。

面積の広さの懸念を無くすような高い天井で、そのままにすることにしました。

診察中の患者さんが眩しくないように天井照明を配置する

診察台の患者さんは、仰向けに寝るような感じで診察を受けます。すると天井をまともに見ることになります。

天井に照明器具が付いていて、部屋を照らすと、患者さんはその光源をまともに見ることになります。

患者さんはいつも我慢をしていて、目を閉じているか、視線を外してしのいでいます。

患者さんが眩しくないように、診察台の患者さんの頭部が来る場所には、照明器具がないようにしました。

天井が高いため、天井の照明で部屋全体が明るくなるので、天井高さを強調して広さを感じる診察室にするために、今回は天井に向かってあてる間接照明はあえて採用しませんでした。

 →関連記事「小児歯科医院の診察室診療中患者さんが眩しい天井照明」

 →関連記事「患者様が眩しくない診察室照明(おおつ歯科クリニック)」

 →関連記事「診察室照明を眩しくなくする(あつ歯科医院)」

広さを感じる色彩材料の検討

一体となった待合室・診察室の広さを強調するために、壁や天井の表面仕上げ材は、白色の壁紙が選ばれました。

子どものいたずらに強い材料と工夫

子ども達は知らない間に思いも付かない動作をします。壁や床を引っ掻いたり、落書きをしたり。

そこで、子ども達が触ることができる範囲を傷が付きにくい硬さのあるクロスにしたり、床材で、さらに木目の色合いを選んで、傷が例え付いても目立たないようにしました。

 →関連記事「小児歯科医院の汚れない内装仕上げ材料」

暖かみを感じる色彩材料

引き戸や家具、床や壁の子どもの手の届く範囲の木目調の色彩は、暖かみを感じる薄い茶色の木目の色合いが選ばれました。

明るく広く、そして暖かく感じることができる内装インテリアになれたと思います。

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