皮膚科クリニック待合室壁面の汚れ傷付き防止板材

横浜にある駅前の薬局+医院の複合ビルへ皮フ科クリニックが移転される内装工事の設計をさせていただきました。

汚れやすい場所

室内の壁の部分で汚れやすい部分とは、建物の所有者もしくは来訪者に区別なく皆さんがその手で接触する部分が汚れやすい場所となります。その他には家具や物品が擦れたり触ったりするところが汚れが付着しやすいところと言いえます。

具体的には高さ1メートル位から下の面は、長い時間を掛けて少しずつ変わっていくことが多いです。

床については外部から土足で入ってきた場合、往来が激しい場所が床の仕上げ材の損傷が顕著に現れます。

汚れにくい材料

内装材料には汚れにくい材料と汚れやすい材料があります。

汚れにくい材料とは、材料自体が硬くて表面がツルツルしているモノです。代表的なモノはガラスです。ガラスは表面に何か汚れが付いても、拭き落とせます。

汚れやすい材料は、材料自体が柔らかくて表面がザラザラしているモノです。代表的なモノは塗壁です。見た目も柔らかく味わい深い表情を見せてくれますが、表面の凹凸にチリが引っかかってしまい汚れとなってしまいます。

そもそも汚れない材料を全てに取り付けてしまえば、全て解決のように見えますが、汚れにくい材料は金額も高額で、全面に取り付けるのは現実的ではありません。

汚れ防止対策

そこで汚れが集まる部分(人の手が触れる部分)に、汚れにくい材料を取り付けることにされました。

汚れが集まる場所(人の手が触れる部分)は、待合室の壁で、床から90センチの高さまでとしました。

そちらにメラニン樹脂板を貼りました。メラニン樹脂板は家具の表面材料に良く使われるモノで、人が良く触ったり傷が付きやすい部分に貼られます。表面が硬くて傷つきにくく、汚れがついても取り除きやすく、さらに同様の機能を有する材料の中でも比較的安価です。

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