仮設営業薬局店舗建物の工事順序

神奈川県大磯町のことぶきや薬局様の建替えで、建替え工事中は隣地に仮設薬局を建てて継続営業するために、仮設店舗をプレファブ建物で建てることになりました。

調剤室と販売店舗部分が分けられた設計図の作図完了後、順番に建設の段取りが進められました。

設計図をもとに工事金額見積

はじめに工事をしてもらう会社を選びます。設計図を渡して工事金額のお見積を依頼します。

今回は仮設建物ということと、予算を抑えるために、

  • 仮設建物本体
  • 内装+設備

を会社を分けて見積を依頼しました。工事の種類、特に仮設建物=プレファブ建物は特殊な工事種類で、得手不得手があるために分けました。

場所確認―縄張り

仮設建物の位置を敷地の境界線と杭からの距離を測って定めます。設計図の建物配置図に記載されている寸法で、建物の位置を決める大事な作業です。

配筋検査

建物の地中基礎コンクリートの中に埋められる鉄筋が、設計通りに造られているか検査します。写真は「布基礎(ぬのきそ)」の鉄筋の配筋状況です。

  • 使われている鉄筋の種類と太さ
  • 鉄筋の形と配置間隔
  • 鉄筋と鉄筋のつなぎ方
  • コンクリートの中に埋められたときの表面からの距離(被り厚さ寸法)

これらを確認することを配筋検査と呼びます。

本体プレファブ建物完成

基礎コンクリートが打設されて、コンクリートが固まって必要強度が確認されると、建物上屋が組み立てられます。プレファブ建物ですから、1日で完成しました。

内装設備工事

組み立てられた建物に必要最小限の内装を施しました。薬局に必要な調剤室とトイレの間仕切り壁です。設備は換気設備と照明設備、調剤室の流し台とトイレの便器を取り付けていただきました。

完成検査

建築基準法と消防法、そして保健所の完成検査を受けて合格しました。こちらで完成です。

 

引越し

薬局の引越しは、薬局様ご自身で行われました。既存薬局の商品棚や家具を継続利用してレイアウトを行っておられました。

開局

保健所の開局許可、建築基準法の完成検査済を得て、既存薬局からの引越しを終えて、無事開局されました。

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