代替わり歯科医院併用住宅の診療所を改修リフォームか建替えか

初代院長医師先生から2代目ご子息医師先生に代替わり

茅ヶ崎市の奥津歯科医院様は、初代院長先生のご子息が副院長として務めて時間が経ち、歯科医院内部は経年により修理が必要な状況になりました。建物は歯科医院併用住宅になっていて、軽量鉄骨構造の2階建てで、1階の半分が医院です。

そこで医院内部を、副院長の診察方式に合うように改修リフォームするか、もしくは医院併用住宅ごと建替えるかの検討が始まりました。

改修リフォームの方法

副院長が主に診療をするようになったので、診療室の間仕切り、レントゲンの機器のデジタル化、カルテ収納などについては、抜本的な刷新が必要な状況でした。部分的な改修で済むのであれば、順次改修を進めることができましたが、副院長ご自身も改修リフォームをする場合は、全ての模様替えを希望されました。

改修リフォームの悩みは、全ての模様替えを行うために休院しないで出来ないかを望んでおられ、もしくは既存の内装を解体してスケルトン状態にして行うなら何日間の休院が必要かについて、確認が必要でした。

そこで改修リフォームで行う場合の間取りを検討し、それを行う工事が、

(1)診察台を1台確保しながら、休院しないで工事が出来るか?
(2)全体を1度に改修工事をする場合に、何日掛かるか?

を検討しました。

検討結果として、

(1)休院しない工事は出来るが、仮設診察室の用意や切り替えに費用が掛かる
(2)全体改修は、約3週間前後休院する必要がある

と、いうことがわかりました。

しかし(1)の仮設診察室の費用は思いのほか高額で、費用対効果としては低く、改修リフォームをする場合は、(2)の休院した方が効果が良いという結論が出ました。

建替える方法

一方、建物自体を建替える方法も検討しました。

(3)患者さん用の駐車場があった場所に新たに歯科クリニックを建てて、開院後、既存部分を解体する。休院はしない。
(4)既存の医院併用住宅全体を解体して、新たに医院併用住宅を建てる。その間休院する。

上記2つの方法がありました。休院やコストについて比較すると、

(3)駐車場の空地に医院を建てる方法は、休院しない。
(4)全体の建替えは、約6ヶ月の休院が必要。

ということが分かりました。

長所短所で比較検討して総合的に判断する

ただし、(3)(4)いずれも、改修リフォームの(1)(2)と比較すると費用が高いことと、現在の住宅に不満や問題はないことが加味されて、(2)の全体改修リフォームを約3週間の休院をして行う方針になりました。

これらの比較検討は、改修リフォームと建替えのそれぞれの間取りプランを描いて、工事費の試算、スケジュールの相談を行える設計事務所に副院長が相談したことで出来た真っ当な選択でした。

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